地元の文化会館に貸し暗室がある。薬品は持ち込みだが、賃料は非常にリーズナブルでありがたい。自転車で行ける距離なので、ペットボトルに小分けした現像液、停止液、定着液、そして四切と六切の印画紙を携えてもわりと楽ちんなのだ。
自分は細かな暗室の知識も技術もないので、ほぼストレートプリントしかできない。露光時間を調節するだけでも手一杯だ。焼き込みや覆い焼きもやらないではないが、まずはストレートでたくさん焼きたいという思いが強い。
印画紙はオリエンタルのRCばかりだ。しばらくケントメアのファインラスター(半光沢)を使っていた。いいトーンが出やすいと言われたことがあって試していた。確かにグロッシーに比べて反射が半減するからか、柔らかなトーンが確認しやすい気がする。
先日そのケントメアを使い切ったので、またオリエンタルに戻した。久々にオリエンタルで焼いてみると、自分は光沢が好きかもしれない、と思った。汎用性があるというか、癖がない分ストレートプリントにはいいみたい。
まだまだRCで数をこなしたいところだ。バライタは8月に入ってからでもいいかな。グループ展は9月。まだエンジンかけたばかりだけど、プリントに精進したい。
それ以上に、自分は何を撮るのか、何を見ているのか、それを見いだしてみたいと思う。まだまだこれからだ。