写真を買って、部屋に飾る。

3年ほど前から写真に興味を持ち、実際にフィルムカメラを手に入れて、撮り歩き、ワークショップに参加し、フォトブックを買い、ギャラリーで写真を観て回り、先週はグループ展を経験した。

その課程で、写真を買う、ということも何度か経験した。これは実際に買ってみないとわからないことばかり。買うには写真にまつわる基礎知識がある程度必要になる。最初からそんな基礎知識が備わっているはずもなく、ちゃんと対価を払って勉強してゆくしかない。

ある人から教わったことだけれど、写真を買うときに、単純に感覚に任せたり、ノリで買うと後悔することが多いらしい。確かにそうかもしれない。

これまで買った写真は、ほとんどの場合、幸いにも作家と直に話ができ、作品への思いや製作過程を訊くことが出来た。納得ずくで購入を決められた。

狭い部屋でも、額装された写真を一枚飾っておく。これが格別な楽しみになっている。