新宿御苑の蒼穹舎で開催されている、
染谷學写真展「道の記」を観に行った。
こういう写真、そしてプリントが、
後世に残ってゆく作品なのではないかと思った。
おそらく、この作品はそういう類いのものなんだろうと。
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染谷さんに初めてお目にかかったのは、
昨年の3月、中野にあるギャラリー冬青だった。
その時の展示は「Calcutta」。
1998年にカルカッタに赴き、
大判カメラで長時間露光をして撮影された作品だ。
とても美しいプリントだった。
ぐっと引き寄せられた。
何度観ても、また観たくなるプリントばかりだった。
自分は写真に関して浅薄な知識と経験しか無いので、
具体的に写真やプリントについて踏み込んだ感想は言えない。
それでも、強いて言うとすれば、
一度観ただけでは、未練が残る作品なのだ。
染谷さんの写真、プリントにはそういう力がある、
と自分は思っている。
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そして、今回の展示。
やはり未練が残る。
すごい人だなあ。
7月9日(月)ー7月22日(日)