楽しむための写真保管

いろいろプリントが増えてきたので保存箱と調湿紙を再発注。できる範囲で適切な写真保存をやっておこうと思う。

緩やかな経年変化は許容しながらも、劣化を遅らせる作業は怠らずに。そのために少しずつ学んでいきたい。ひょっとしたら、次の代に引き継ぐ一枚になるかもしれないから。自分だけのモノというのはおこがましい気がするので。

ちなみに保存箱はコンサベーションバイデザイン(CXD)のスマートボックス。紙類にやさしい無酸性の資材を使用しカスタムオーダーで好みのサイズにできる。既製品の多くは厚めのものが多いので、小分けして管理しやすい薄めのものをオーダーした。調湿紙はSHCペーパー。写真に最適な相対湿度に保つことができる。

プリントは基本的にブックマットで保管しておく。飾りたくなったら使いまわしの額の中身を入れ替えるだけですむ。シート保管の場合も可塑剤を含まないポリプロピレン製のフォルダで一枚ずつ入れておくようにしている。

美術館やギャラリーほど厳密な管理は無理だし、あまり意味がないと思っている。しまいっぱなしにせずに、額に入れて飾ったり、手に取って眺めたりできるように、無理のない保管方法を探した方が現実的だろう。あくまでプリントを楽しむために、適度な写真保管を心がけたい。