染谷學写真展「艪」@蒼穹舎

いつも楽しみにしている染谷さんの写真。やっぱり見入ってしまう。

今回は135のみでまとめられていて、少しばかり距離感のあるイメージが多かった。染谷さん曰く「いつもの6×6の窮屈さから解放されて、広がりを感じたかった」からだそうだ。

前にも書いたけど、染谷さんの写真は、上澄みのようなプリントの中に、澱(おり)のようなものが残っている写真だと勝手に思っている。全体的に澄み渡ってもいないけど、濁ってもいなくて、完全に分離もしていない。下方に向かうにつれ透明度が低くなり、底には何かが沈んでいる。そんな不思議な魅力を感じるのだ。

お気に入りは、ベンチに座るカップルらしき写真。ただいちゃついているのか、別れ話を切り出しているのか分からないが、とても気になる一枚。もうひとつは、遠目に写るキャンピングカーの写真で、こちらは部屋に飾りたい一枚だった。