フランスのプロラボ「Diamantino Labo Photo」のディアマンティーノ氏。まったくその存在を知らなかったのだが、あるフランス在住の写真家がきっかけで知ることとなった。美術館の展示用のプリントを数多く手がけ、名だたる写真家から信頼を寄せられているプリンター界の巨匠だという。
このラボの創設が2009年とずいぶん新しい。1984年からキャリアをスタートさせているので、十二分に経験を積み信頼を得てから、満を持して起ち上げた感じだ。フランスはわりとクラシカルなプリントも根強い人気があるらしく、フィルムからのプロセスが充実しているプロラボは需要が高いのだろう。
メモ代わりに動画をアップしておこう。フランス語とかさっぱりわからないけど、仕事への誠実さがひしひしと伝わってくる。水張りテープでフラットニングしているのがおもしろい。塩ビらしきパネルに濡れたバライタを張り付けて、周りを水張りテープで留めてしまう。乾燥したら、カッターでテープの中央をカットしてプリントを外す。プリントのエッジにはテープが残っているので、たぶん残りは切り落として仕上げるんだと思う。