本棚に入りきらなくなったら整理する。写真集を収集する上での一応のルール。そろそろその時期がまた来たみたい。前回は「これだけは手放せないなあ」と思っていたものも、今回は「まあいいかも」と思えるものもある。
最近は好みが収斂しているみたいで、定番、東欧、ポラロイドなんかが関心事になっている。欧米のストリートスナップは少し興味が薄れているみたい。最新の図録よりも定番の古書を探したくなったり、内戦のしこりが残る東欧の人たちが醸しだす抜けの悪い空気感に浸ってみたくなったりしている。
とりわけポラロイドで作品を作っていたアーチスト(写真家だけとは限らないので)も多くいて、そんなのも集めてみたくなっている。手元にあるのはタルコフスキーの「Instant Light」とトゥオンブリーの図録だけだけど、ケルテスの「From My Window」とエバンスの「Polaroids」が近々やってくる予定。他にも気になるのが2、3冊ある。こういうテーマに則したのも楽しい。減らしても減らしても増えるのは性なのかもしれない(笑)
あ、それとSteidlから出版予定の井津建郎さんの「Eternal Light」が待ち遠しい。井津さんの作品はプリントに勝るクオリティはないと思うけど、シュタイデルさんがどう解釈して仕上げるのかは興味がある。
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