森岡書店で「鉄砲百合の射程距離」。俳句と大道も格別だった。織田作の疾走感とは異なり、一画一画がガツンとくる。俳句と写真が拮抗して共創している。内田さんの俳句は初めてながら、一句読むたび、胴が真っ二つに切られていることにすら気づかぬほどの切れ味。畏れすら抱く強さがある。
黙読では物足りず、どうにも音読したくなる。もし朗読を聴くなら白石加代子。坦々と、抑え気味に、でも力強く。うん、いいと思う。
余談ながら、内田美紗さんと森山大道さんはただならぬご関係だった。なるほど内田さんの方がヤクザで上手なのもうなずける。その事実は本筋ではないのでここでは割愛。ま、もしよかったら『大竹昭子のカタリココ』をご覧あれ。知らなかったら驚くと思います。
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