濱田紘輔 写真展「THE LAUNDRIES」@bookobscura

「あー、誰かコインランドリー撮る人いないかなぁ〜」って以前から思ってたら、関西から現れました。フライヤーを見てすぐに、心の中でガッツポーズ。待望のコインランドリー写真です。

旅する写真家・濱田紘輔さんが、 素直な好奇心と爽やかな憧憬を原動力にしながらたどり着いたのは、王道ともいえるアメリカ・ロサンゼルス。往年のニューカラー、ロードムービーの要素を踏襲しつつ、アメリカのコインランドリー事情を軸にした新たな一歩を感じさせる清々しい展示だった。

濱田さんに話を伺うと、アメリカでは屋外に洗濯物を干せないことが多いとのことだ。とりわけアパートがそうらしく、そもそも部屋に洗濯機を置くスペースもなく、その代わり建物の地下にランドリールームが備わっていて、そこを利用して洗濯から乾燥までを済ます。設備が無ければ週に一度はコインランドリーのお世話になるそうだ。 どうもアメリカは洗濯物に厳しいようで、条例で外干しできない自治体もあれば、分譲マンションでは景観保護が目的でベランダ干しを禁止しているところもあるとか。日本とアメリカでは洗濯もコインランドリー事情もかなり異なるようだ。

そんなこんなで、アメリカでの生活とコインランドリーは切っても切れない関係。濱田さんはレンタカーを走らせて旅をしているうちに、 このアメリカの縮図ともいえるランドリーのコミュニティに興味を持ち、カメラを向けることにしたそうだ。とても面白い視点だし、何と言っても写真が良い。

憧れは筋金入りで10月にはアメリカに移住するそうだ。濱田さんが旅行者の視点から滞在者、そして移住者の視点になった時にどんな写真になるのかとても楽しみだ。