渡部敏哉 展【18 months】

目に見えるもだけがすべてでは無い。美しいプリントと場の静謐感にじっと佇んでほしい展示。見て考えさせられると言うよりは、見ることで気づかされるという感じ。

渡部敏哉 展【18 months】

染谷學写真展「道の記」@蒼穹舎

新宿御苑の蒼穹舎で開催されている、

染谷學写真展「道の記」を観に行った。

こういう写真、そしてプリントが、

後世に残ってゆく作品なのではないかと思った。

おそらく、この作品はそういう類いのものなんだろうと。

——-

染谷さんに初めてお目にかかったのは、

昨年の3月、中野にあるギャラリー冬青だった。

その時の展示は「Calcutta」。

1998年にカルカッタに赴き、

大判カメラで長時間露光をして撮影された作品だ。

とても美しいプリントだった。

ぐっと引き寄せられた。

何度観ても、また観たくなるプリントばかりだった。

自分は写真に関して浅薄な知識と経験しか無いので、

具体的に写真やプリントについて踏み込んだ感想は言えない。

それでも、強いて言うとすれば、

一度観ただけでは、未練が残る作品なのだ。

染谷さんの写真、プリントにはそういう力がある、

と自分は思っている。

——-

そして、今回の展示。

やはり未練が残る。

すごい人だなあ。

染谷學写真展「道の記」

7月9日(月)ー7月22日(日)

3514のヘリコイド

昨年の夏に活躍してくれた35mm,f1.4をウメハラさんへ修理に出した。撮影に支障はないものの、以前からヘリコイドが重めで気になっていた。

では、重からず、軽からずでやっておきます。

二週間後にその絶妙な加減を実感する。また大切に使わせて頂こう。

ウメハラさんに感謝。

ストリート・ライフ ~ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち~

これは観に行った方が良い。写真が好きならば。東京都写真美術館の収蔵量は素晴らしい。ゼラチンシルバープリントの質感を堪能できます。ポイントは、たまにしゃがんで、やや斜め下から見てみること、です。

ストリート・ライフ ~ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち~

出口こずえ写真展「緑羅」。

ギャラリー冬青の出口こずえ写真展「緑羅」を観てきた。

これほどまでにトーンが限定されながらも美しいプリントを見たことがない。遠目から見ると真っ黒なプリントが並んでいるだけ。何が何だかわからない。しかし、近寄っていくにつれ、一枚一枚が、徐々に像を浮かび上がらせて、草花が目に飛び込んでくる。

ディープシャドーから次の次の、その次のグレーまで。その限られた階調のみで被写体を写しだしている。これが恐ろしく美しい。

作品の完成像が見えていて、そのベクトル向かって、撮影する季節、時間、現像、プリント。ありとあらゆる条件を徹底的に限定して作られる。割り切りと潔さは感服するしかない。

女性の写真家には、「どうしてそうやって撮ったのですか?」という質問に対して、「これしか知らないから」とか、「これにしか興味がないから」としれっと言う方が多いきがする。

自分で限定するだけでなく、知らないから、興味が無いからという理由で、自ずと限定されてゆくのだ。これが作品の力を生む気がする。これには敵わない。

この作品に出会えたことに心から感謝したい。作品に誠実に取り組まれている写真家の方がおおいに活躍されることを願ってやまない。そんな気持ちにさせてくれる作品だった。

写真に興味が無い人でも、ぜひ一度見に行った方が良いと思う。自分にとってそれくらいの驚きだった。