
切り株。

切り株。

秋の空。

鉢植え。

紙袋。

換気口。

百日紅。

外廊下。

日暮れ。

掃除道具。

いつもの景色。

郵便受。

投影。

近所のアパート。

葉脈。

キントウン。

歩道。

定期購読にした。
すっかり写真に魅せられてしまってから3,4年になる。
意外と短い?
まあ、自分でもそう思う。
でも濃密な日々。
この短くも濃い期間に、
「これはいい!」と思っていた写真雑誌が、
軒並み廃刊や休刊の憂き目に遭ってしまった。
これからという時に、出鼻をくじかれた形だ。
長年の写真好きにとっても寂しい話だろうが、
自分のような新参者にとっても切ない話である。
ところが、ここにきて、
「風の旅人」も、「coyote」も復刊する。
ある種のシンクロニシティのようで、
うれしくなってくる。
こういう流れは、継続してほしい。
という思いを込めて定期購読。
それだけでなく、
無性に読ませる、無性に観させる雑誌だから。
そっちの方が先だ。
今日は午後から暗室に入る。
知人から借り受けたモノクロネガを焼くためだ。
話は少し遡る。
その知人が旅行にニコンの一眼レフを持って行くという。しかもフィルムカメラだ。そこで、ずっと使っていなかった「ネオパン 100 ACROS」を一本進呈した。
特別カメラに詳しい訳ではないその知人に、絞り優先のAモードで、8とか、5,6の数字で撮るように勧めた。
旅行帰り。お店の同時プリントで仕上げたL判を見せてもらう。どれも良く撮れていて、素敵なカットばかりだった。旅写真は人が写っているほうが楽しいと思う。後から見る楽しみが倍増する。行ってない自分が見ても、何だかうれしくなる。
その中でも一際輝きを放っていたのが、知人の甥っ子ちゃん。その愛くるしさは圧倒的なパワーだ。
ぱらぱらとみている内に、その甥っ子ちゃんが写っているもので、これ焼きたいなと思うカットがいくつかあった。「ねえ、プリントさせてもらっても良い?」と言ってしまった。
家族に渡すのに、焼き増しした後だったら良いですよ、と言ってくれた。
自分勝手に焼くわけにも行かないので、向こうに焼くコマを選んでもらうことにした。
「じゃあ、考えます」
明くる日、「これでお願いします」と、見せられたのが、自分もお気に入りのカットだった。見せてもらったときに散々良いねと言っていたので、ちょっと影響してしまったかもしれない。
ひとのネガを焼くのはなかなかプレッシャーがかかる。いつも以上に慎重に作業を進める。段階露光を経て、フィルターワークを決め、テストプリントを繰り返す。2時間くらいかけて、やっと及第点のプリントが焼けた。
その後、自分で撮ったネガをちゃっちゃと数枚焼いていく。
すると最初に焼いた甥っ子ちゃんの写真がどうにも気になり始める。もっといけるんじゃないの?と思ってしまった。
よくよく見るとコントラストが低すぎて、ずいぶん眠い。ACROSらしいと言えばそうだけれど。もう少し何とかしたい。
というわけで、最終盤になってから、データを取り直す。
じゃあ、まず全体を2号で、それから5号少々で輪郭を出して、空と白いシャツを焼き込んで…。あれやこれや試しに試して、1時間後に、これで勘弁し下さいプリントが出来上がった。これから乾燥、フラットニングして渡す予定。
気に入ってもらえるかはわからないけれど、そもそも自分勝手にお願いして、自己満足のプリントだった。これはこれでよしとしよう。
借り物のネガを焼く。これは良い経験だった。
こんな有休消化も悪くない。

遊歩道。
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