写真集を広げて置く。ただそれだけ。


写真集を広げて置くだけ。というのが思いのほか具合がよくて続けている。

以前から写真集を見ながらにして飾れないか、と漠然と考えていた。写真集はモノとしての魅力もあるので、書棚に差しておくばかりではもったいない。まあ、飾るだけならマガジンラックに立てかけてる方法が定番だが、これだと表紙しか見えない。造本に魅力があるとは言ったが、やはり写真集の主役は中身の写真だ。できれば中身も見たい。

そこでやってみたのが棚の上に広げて置くだけというもの。判型にもよるがA3サイズくらいのスペースがあれば事足りる。ただ開いて置くだけなんて、普通だなと思うかもしれない。でも、これがすこぶる具合がいいのだ。本は読んだら閉じるものという感覚があったりするので、意外と思いつきそうで思いつかない。

写真集の性というか、初見を終えるとしばらく見ない。他の本や雑誌と違って重いものが多いので、見たいけど億劫になってしまう。これが見開き平置きなら見る機会も増え、飾ることにも一役買う。一石二鳥だ。

ぱたっと好みのページを開いて、眺めるようにして写真を見る。気分で日替り、週替りでページを変えれば飽きもこずに、一冊でしばらく楽しめる。しかも最初からページをめくって見る時も、本を手に取らなくてすむ。

今はザンダーのポートレートをたまにページを変えては、見ながらにして飾るというのを試している。写真集の新たな楽しみ方をひとつ見つけた気分だ。

今までよりも、ひとつひとつのイメージに向き合えるような気がする。

スデクの写真集はこれだけあれば。

Josef Sudek | Prague Panoramic

いつかは手に入れたいと思っていた写真集。ひょんなことから手に入れることができた。かなりうれしい。 スデクの写真集でこのパノラマ写真が一番好きだ。二、三年前に古書市で立ち見して以来、完全にロックオン。でもその時は手が届かなかった。その後も何度か目にするものの、やはり買うには勇気がいる値段で断念し続けていた。 1959年の初版はもう幻のような写真集で、古書相場もさることながら、まず直接お目にかかることもままならない。こちらは1992年にオデオン社から出版された第二版だ。それでも最近では出回らなくなってきたなあと思っていた。 やはり古本は一期一会。その時に買っておかないと後悔する。この機会に入手できてよかった。

Robert Adams – The Place We Live

恵比寿のPOSTに行ってきた。

お目当ては、新入荷の写真集『The Place We Live』。
ロバート・アダムスの三冊組のアンソロジーだ。

これは元々2011年にイエール・アート・ギャラリーが出版している。
かねてより入手したかったが、それなりの値段だったので、二の足を踏んでいた。

Amazonでほしいものリストに入れてはいたものの、
なかなか買うまでには至らなかった。

するとだ、あのSteidl社との共同出版で改訂版が出るという。
これは今まで買わずにいた甲斐があったと言うものだ。

実際にPOSTで箱入り三冊組を目の当たりにすると、
その装丁の美しさにのけぞる。

即決だった。

「お持ち帰りになりますか?」と訊かれ、
あ、持って帰ります、とつい言ってしまった。

なかなかの重さではあったけど、
これはこれでうれしい。

何かの記念になるかなあと思って、
Steidlのテープが貼ったままの、
段ボールの梱包ごと持ち帰る。

これはテンション上がる。

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