写真を撮る。写真を見る。写真を買う。
ここ2年くらいで、それらに深く関わり始めている。
子供の頃も、二十代も、三十代前半も、写真への興味は希薄だった。周りにカメラ小僧もいなかったし、鉄タクもいなかった。
写真の現像所でバイトをしていたことはあった。でも、断片的に興味は持っても、カメラや写真が好きになることはなかった。
父親は高校の頃に写真部だったらしい。「念写ばかりしてた。何かね、写ってるんだよ」とよくわからないことを言っていた。それも最近知った話しだ。
今思うと、きっかけになりそうなことはいくらでもあったかもしれない。今まで素通りしていただけだろう。
始まりはずっと後になってからだった…。